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習近平失脚中国崩壊への序曲

中国で邦人が拘束され、逮捕、懲役になった例はこの10年で100人、200人ではない。ほとんどが、公平な裁判を受けられていない。

 一方で中国は深圳などに日本人老人向けの別荘や施設を分譲している。有罪となって服役させられている邦人は、まさに北朝鮮の拉致被害者と同じ状態といえる。こうした人権無視が平然と行われる中国に多くの日本企業が進出し、まさにおこぼれ経済的をに求めている。       

 しかし、今回のロシアの横行と一緒で、ならず者国家と成り下がっているのは、中国であり、ロシアである。この50年、この素地を認めてきたのは、日本をはじめとした資本主義国家と言われる西側諸国である。多くの国民を束ねているとする国家という視点では、大きな戦争なく、経済戦争で今日に至っているように思いがちだが、実は権力者の権力意識によって国は道具のように使われてきた。実際の国民は自由や人権を求めていることに違いはなく、それらの力によって権力の崩壊が起こることは間違いない。ロシア人も中国人も、もっと賢い。その逆転が起こらないのは軍事・警察権力が強いからだけではない、アメリカを含めた権力者たちの世界の私物化にある。お互いがお互いを認め合い、手を差し伸べているからだ。だからこそ、お互いの了解の下にアメリカはロシアと戦争状態を演出するかも知れない。そろそろ古くなった兵器を使用して償却し、新たに企業へ発注を行わなければならないからに他ならない。「権力者の権力の維持」のために、世界の政治は行われている。反権力者、市民が自由や人権の旗手かといえば、そう簡単でもない。「おごれる人も久しからず」だから時が解決するとして、その時を大切にすることができなければ、人類は21世紀で終わることさえあり得る。「おごれるものは愚かであるからだ」