65歳以上のひとが日本国民の三分の一になりました
一昔前には60歳は老人の入口でした
いまや100歳以上の高齢者も100万人に到達する勢いです
僅か数年で60歳以上のひとが2人に1人の時代がきたのです
もちろん少子高齢化社会より 子供がたくさんいる明るい未来の方が望ましいことは言うまでもありません
現在40歳以上のすべてのひとは生まれ育った環境とは全く違う環境下で人生を全うしなければなりません
この事実がひとのこころに大きく影響をあたえることは事実です
一番はあらゆることの不安 責任が増すということです
歳が若くなるひと 死なないひとはいませんから まさに先人も経験したことのない社会関係が待っているということです
若いころには歳をとってからのことを考えないように過ごしたものです
実際に60歳を超えてからは 体力の低下や病気の不安以上に
不安と執着心 無駄なことを省こうとする気持ち 他人を受け入れることに寛容になりました
そして人類愛ともいうべき 自然や同胞 命あるものに対する慈しみの気持ちがより増大しました
自分が死んだあとのすべてのことに心配もするようになりました
この高齢化社会でも素晴らしいことがあります
それはお互いを理解し 共存して助け合うことがふえるという連帯意識の向上です
いまの若いひとはIT世代ですから 孤独 人間関係が希薄化しているため
同じような連帯意識は芽生えないでしょう
こうしたことを頭に入れて高齢化社会に対応してゆくべきでしょう
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